応急処置

捻挫(ねんざ)

関節をつなぐ人体や血管を傷つけた状態で関節が腫れ、内出血で皮膚が変色したり、動かなくなったりします。

  1. 冷水や氷嚢等で冷やし、包帯や三角巾で固定します
  2. 足や膝の捻挫の場合は体重をかけないようにします
  3. 患部を無理に動かさないこと。寝違えやぎっくり腰も、捻挫に含まれることがあります

打撲(だぼく)

強くぶつけたり、誤って物を落としたり、ちょっとした打ち身でもなかなか痛みが取れないことがあります。 軽く考えないで受診しましょう。

  1. 打撲した部分を安静にします
  2. 痛みや内出血を軽くするため幹部を冷やしてください

挫傷(ざしょう)

運動中や運動後に、あるいはちょっとした日常動作で、急に筋肉にしこりができたり、動かすと痛んだりします。筋肉の組織が切れ、その中の血管や筋組織も切れて生じる症状です。

  1. 直ちに水や氷で冷やします。
  2. 手足の場合は、包帯等で患部を固定してください。

骨折(こっせつ)

(骨折の目安)※腫れる ※形の変化 ※皮膚の色の変化 ※動かしたり、触れると激しい痛みがある。

※動かせない このような症状の時には早急に専門の処置が必要です。

  1. 骨折部の安静
  2. 副子(添え木)を当てて固定します(身近にある雑誌、段ボール、新聞、テープ可)

脱臼(だっきゅう)

関節がはずれることで、顎、肩、肘、指によく起こります。早急に専門の措置が必要です。

  1. 自分で無理に戻さないこと
  2. 包帯、三角巾で固定してください

 

交通事故・労働災害

交通事故や労働災害でのケガなどもご相談ください。

急性の捻挫、打撲、挫傷、骨折、脱臼の対処法 RICE(ライス)

 

安静・休息(Rest)

運動その他の活動を引き続いて行うと、怪我が悪化することがあるので休息が必要となる。

 

冷却(Ice)

血管を収縮させるため、出血を抑える。

 

圧迫(Compression)

腫れを抑える。

 

高拳(Elevation)

怪我の部位を心臓よりも高く持ち上げ、重力の働きによって余分な体液を排出する。