令和6年度 会員論文発表・保険研修会・新年交歓会

 令和7年1月18日(土) 諫早市の観光ホテル八千代「孔雀の間」において17:30より会員論文発表会、

18:00より保険研修会、18:45より新年交歓会が開催されました。

 

会員論文発表

 野口学術部長が司会を務め、長崎地区 角本英昭会員、中央地区 平川敬史会員の二人が論文を発表した

「Heel Buttock Distance (HBD)測定による大腿四頭筋の評価方法と施術~内側広筋、外側広筋にフォーカスして~」 

 長崎地区 角本英昭会員

 丁寧にわかりやすい口調で発表が行われたが、終了後、野口学術部長から「施術の実技」の依頼があり実演された。

 

「超音波画像で観る肩関節の特徴的加齢変化について」

 中央地区 平川敬史会員

 

論文発表の後、野口学術部長より「先生は超音波を導入されています。導入して患者さんとか、施術所に対する効果はいかがなものでしょう?」と質問があり、平川会員は「超音波を使うにあたっては、煩わしさはたくさんあるがいろいろと説明するよりも、画像を一目見れば患者さんは黙り込むほど納得されます。そこが私らのスキルです。超音波画像観察装置を入れて3台目になりますが、安価ではないが以前より価格も落ち着いてきました。骨折や肉離れの判断をつけるときに役立ちます」と返答された。

角本会員による施術の実技

会場のようす

感謝状の贈呈と記念写真


保険研修会

「広告規制のガイドラインについて」

松永正司保険部長

 続いて松永保険部長による保険研修会が開催された。まず、請求用紙が昨年10月より変更になったが新用紙と旧用紙の設定ミスが多く事務処理に苦労するため各レセコン会社の用紙変更システムを説明された。

引き続き本題に入り、

・「整骨院」の名称の取り扱いについて

・広告規制の対象となる定義

・広告規制の対象となる媒体の具体例

・違法広告となる具体例   などの説明があった。

 

新年交歓会

 18:45より会場を移動し、新年交歓会が開始された。司会を務める野口事業部長の開会宣言のあと、公益社団法人 長崎県柔道整復師会 太田恵一郎会長はあいさつの中で「昨年の能登半島地震で甚大な被害が出たことがつい最近の事のように感じています。今年は災害のない年のなるよう祈念します」と述べられた。 続いて諫早市長の大久保潔重様より「私が目指す郷土の近未来像は『来てよし、住んでよし、育ててよし!あなたの街・諫早 ‼』その中に健康の問題があるが、スポーツの街諫早で、やはりスポーツを通じて町を元気にして行くと掲げていて子供たちの育成からアスリート、障碍者スポーツとか、日頃から市民の皆さんが色々なスポーツに慣れ親しんでいくという事で頑張っています。それらを充実させて行くためには柔整師の皆さんとの連携は欠かせない」とご挨拶を頂いた。

小柳博名誉会長の乾杯で宴が始まりました。

 古賀友一郎参議院議員が少し遅れて来場され、「日本の政治を安定させ、経済を発展させて少子化対策を実現させます」とご挨拶されて、そのまま最終便で東京へ戻られた。

お楽しみ抽選会のあと、髙橋賢一郎副会長の一丁締めで閉会しました。

野口敏幸事業部長

小柳博名誉会長

太田恵一郎会長

古賀友一郎参議院議員 様

大久保潔重諫早市長 様

髙橋賢一郎副会長


第33回日本柔道整復接骨医学会学術大会:柔道整復師~多様性の時代にどういきるか

 令和6年11月30日(土)・12月1日(日)に東京都の

東京保健医療専門職大学において『第33回日本柔道整復接骨医学会学術大会「柔道整復師~多様性の時代にどう生きるか」』が開催されました。

当会からは長崎地区の橋口浩治会員と角本英昭会員が論文を発表されました。

 橋口会員は口頭発表初日、「骨折③」の部で

Lawrence ahd Botte 分類を用いた第5中足骨骨折に対する超音波画像観察と低出力超音波パルス照射も加えた施術について‐本骨折の判断と施術の難しさを再確認する‐を発表されました。

 座長からの質問は「患者さんに対して、リーパスの治療の頻度は?」と問われ「リーパスは患者さんの来院時毎に必ず照射します」と回答。また「保存療法か手術をするかの判断は?」の問いには「患者さんとそのご両親と相談して現段階の競技レベルがどうなのか、強豪校に所属し将来的に大学進学を視野に入れ、今は厳しいかもしれないが、早く治療して次の大会へ出場させたいというところで判断します」と答えられた。

 二日目の口頭発表「外傷予防①」では、角本会員が膝蓋上嚢と大腿骨前脂肪体に対する施術‐超音波画像観察装置における評価と脂肪体に対する施術にフォーカスして‐を発表。座長の「痛みの評価はNRS値で表しているが、自発痛かもしくは屈曲、伸展、立位時のどの痛みですか?」の問いに「自発痛です」また、「この研究ではパテラセッティングとか持ち上げ操作のあとに可動域が上がったとか、歩容が変わったとかの確認はしたか?」角本会員は「しています。」と回答。最後に座長が「超音波を用いて脂肪体の厚さが減少した。すなわち、柔軟性が改善したという事が患者さんにもわかる研究で理解してもらい、協力して施術を行える。有意義な研究であったと思う」と評価を述べられた。


令和6年県民表彰式

令和6年11月23日(土) 長崎県庁議会場において『令和6年県民表彰式』が開催されました。

当会の髙橋賢一郎副会長が保健・環境の功労として「多年にわたり長崎県柔道整復師会副会長等として、会の運営及び育成等に尽力するとともに、医療の発展・向上に貢献した」と評価を頂き、表彰を受けられた。

 髙橋副会長は「この賞を受けることが出来たのも会員の皆さまのおかげです。そして、育てていただいた先輩の皆さまのおかげです。心から感謝申し上げます。人生の大きな財産ができました。ありがとうございました」と述べられた。

   髙橋副会長、おめでとうございます。            事務所にて記念撮影

 

救護ボランティア 2024長崎ベイサイドマラソン

 令和6年11月17日(日)、長崎市 長崎水辺の森公園をスタート・ゴールとして『2024長崎ベイサイドマラソン』が開催されました。実行委員会より(公社)長崎県柔道整復師会に救護ボランティアの要請があり中央地区会員1名を含む15名の会員が水辺の森公園に8時に集合。ベッド10台の準備を完了させ、施術の打ち合わせを行いました。大会ゲストとしてyou tuberの「たむじょー」さん、タレントの「彦摩呂」さんの姿がありました。

 8:10から開会式、8:30に準備運動と進み、9:00からハーフマラソンコースの2,169名がスタート。順次10㎞コース 1,189名、1.9㎞コース 920名とスタートし、全国から4,274名の参加者が健脚を競いました。

 ゴール後の10時ごろよりケアに来られ、閉会式の12時には100名を超え、13時の撤収までに135名のランナーのケアを行いましたが、中には、宮城県大崎市、船橋、習志野、宇都宮・・・からのランナーも。

 曇り空の下のボランティアでしたが会員の動きは徐々に慌ただしくなり汗まみれの施術となりましたが、参加会員全員から「大変だったけど充実した楽しい一日でした」との言葉をいただき、13時を過ぎて解散となりました。~ 今年はうどんを食することは叶いませんでした。残念 ~

   目印の本会の旗

 

 ←  ハーフマラソンのスタート

 

   施術用のテント


 

  受付のようす

 

  施術のようす

 

  施術のようす

 

 ボランティアに参加 

 した15名の会員


救護ボランティア ひらどツーデーウォーク2024

 令和6年10月12日(土)・13日(日)にひらどツーデーウォーク2024が開催され、県北地区会員9名が、2日目主会場の生月町開発総合センターでコンディショニング及びメンテナンスの救護ボランティア活動を行った。2日間の参加のべ人数は1,200人。13日(日)は晴天日とあって、76名の利用者があり、とても喜んでいただけました。

 ボランティア活動にあたった

 県北地区会員

      受 付

      

 

 

 

      施術中



 

            臥位や立位、座位での施術のようす

令和6年度 各地区保険研修会

 8月24日(土) 長崎地区・長崎市ホテルニュータンダ、31日(土) 県北地区・佐世保市労働福祉センター、9月7日(土) 中央地区・諫早市小栗ふれあい会館・15日(日) 福江商工会議所の各会場へ松永保険理事が出向かれ、10月1日より改訂される「明細書発行義務化」と「長期施術における逓減率変更」、12月2日に開始が見込まれる「オンライン資格確認」、そして「公的審査会」・「内部審査会」などを議題として研修会が開催された。

講師の松永保険理事

長崎地区

  会場のようす ↑ ↗


県北地区

  研修会のようす ↑ →


中央地区

   ↖ ↑ ↗

  研修会のようす

          

          ➡

下条博文次期衆議院候補のお話とお願いが長崎地区で行われました


令和6年度 新人保険研修会

 令和6年7月7日(日) 10:00より長崎市男女共同参画推進センター(アマランス)会議室1において、開業2年未満及び受講回数2回を満たしていない9名の新人会員を対象に開催された。

 太田会長は「この研修会の目的は、療養費の支払い基準をよく理解し保険請求のノウハウを知っていただく。また万が一、個別指導が行われたらどういう対応をすればよいかという事をカルテの整備も合わせて知ってもらいたい」髙橋副会長も「患者さんには真摯な態度と誠意をもって接していただきたい」とあいさつで述べられた。研修会は松永保険理事が資料を基に進めらた。

   太田会長のあいさつ

   髙橋副会長のあいさつ

 

 新人会員に説明をする松永保険理事


研修内容

1)施術録(カルテ)作成にあたっての留意事項

 

2)支給申請書(レセプト)作成にあたっての留意事項

 

3)返戻申請書(レセプト)の再請求の方法

 ・過誤請求での返戻

 ・保険者『患者受診照会』での返戻について

 ・最近問題となっている『医科併給』での返戻について

 

* 不支給決定通知を受けた場合

 

  など、上記以外にも保険診療に関する事柄を詳しく聴講し、最後は各会員の持参した施術録の記載を

 理事者にチェックしてもらい研修会は終了した。

 

 

  

 

 

 

  研修を受ける新人会員 →

 


公益社団法人 日本柔道整復師会 第51回九州学術大会佐賀大会

 令和6年6月29日(土) に開会式・前夜祭を、30日(日)に学術大会を、佐賀市のHOTELグランデはがくれ「フラワーホール」を会場として開催されました。

 

〈 開 会 式 〉

 公益社団法人 佐賀県柔道整復師会 楠本利巳副会長の開会の辞で始まり、公益社団法人 日本柔道整復師会長尾淳彦会長の大会会長挨拶、公益社団法人 佐賀県柔道整復師会 平野弘道会長の歓迎の挨拶と続き、ご来賓の8名の方々の挨拶と紹介があり、祝電披露のあと公益社団法人 佐賀県柔道整復師会 綾部文彦常務理事の閉会の辞で開会式は終了し,前夜祭へ移りました。

          開 会 の 辞

楠本利巳 佐賀柔整 副会長

    会 長 挨 拶

  長尾淳彦 日整会長

   歓 迎 挨 拶

 平野弘道 佐賀柔整 会長

   閉 会 の 辞

綾部文彦 佐賀柔整常務理事


〈 前 夜 祭 〉

  開宴のことば

西村秀樹 佐賀柔整事業部長

    乾 杯

 竹藤敏夫 日整副会長

  長尾淳彦会長へ

  インタビュー

平野弘道会長を交えて        

 インタビュー


学術大会旗引き継ぎ式

 佐賀県より沖縄県へ

   万 歳 三 唱

 森川伸治 日整副会長

  閉 宴 の こ と ば

今泉公明 佐賀柔整経理部長


〈 学 術 大 会 〉

日整学術教育部からのお願い

 「匠の技伝承プロジェクトの意義について」

              公益社団法人日本柔道整復師会    徳 山 健 司 学術教育部長

 「エコーを柔整師の手に」

                               小 野 博 道 学術教育部員

特 別 講 演

 「佐賀県における新型コロナ対応から見た緊急時への備え

  ~災害時の柔道整復師と医療機関の連携の可能性~」

        佐賀大学医学部 救急医学講座教授 高度救命救急センター長 阪 本 雄 一 郎 先生

   阪 本 雄 一 郎 先生

  徳 山 健 司 学術教育部長

  小 野 博 道 学術教育部員


〈 会 員 論 文 発 表 〉

 本県代表として橋口浩治会員Lawrence and Botte分類を用いた第5中足骨骨折に対する超音波画像観察と低出力超音波パルス照射も加えた施術について‐本骨折の判断と施術の難しさを再確認する‐』(4番目に登壇)と角本英昭会員『膝蓋上嚢と大腿骨前脂肪体に対する施術‐超音波画像観察装置における評価と脂肪体に対する施術にフォーカスして‐』(7番目に登壇)が論文を発表された。

発表後の会場からの質問にも的確に回答され、見事に大役を務められました。二人は11月30日・12月1日に東京都で開催される日本柔道整復接骨医学会学術大会に出席されます。応援をお願いします。

  橋 口 浩 治 会員

  座長を務められた

  野 口 敏 幸 学術理事

橋口会員に対する質問

  角 本 英 昭 会員

   発表者表彰

  橋 口 浩 治 会員

角本会員に対する質問

 

  角 本 英 昭 会員


〈日整学術教育部ワークショップ〉

        整復固定実技講習と超音波画像観察装置実技講習が行われた。

 


 

 

 

 

 

 

 記念写真

   長崎県の会員と事務所の皆さん